水野和夫氏の“米デフレ化、日本型にあらず”を読み自分の不勉強、思慮のなさをつくづく思い知らされた。現在のデフレは、人々が物を作る(製造業)から十分な利潤が得られなくなり、それに伴う先進国のバブルに依存した、“近代デフレ”だと言っている。そして、アメリカの国債は、今の国債発行を続けても逼迫するとの予想。また、現在6割のアメリカ投資かの国債の購入が、ほぼすべて国内の投資家で消化させるとのこと。その理由も論を得ており、自分の思い描く世界とかなり異なる。
先日日本政府は、金融オペを行い、融資枠を30兆円と広げた。円高が一時的に解消になり、株価も上昇した。しかし、世界的にお金はあまり(私の手元にはお金が入ってこないが、世界には多くのお金が有り余っている。)多くの投資家、ファンド、個人が好きあらば。日夜シノギを削っているのである。大きな博打場化した世界に私達は生きているのである。
例えば、スニーカー業界、ABCマートが、UAの株を手放すとのこと(本日の日経新聞より)平均約700円で買い、1000円で売る。UAの時価総額が、480億(株価1130円で)でABCの所有%は約25%。すると34億もの利益がでるとのこと。これはすごいことである。物を売るのではなく、お金を売って儲けるのである。
これの大きいことが(もちろん小さいことも)世界で起こっているのだ。特に国と国の目に見えない争いは、私達の知る由もない。などと思いつつ政治を眺めると、管首相と小沢さんの争い。日本は平和で“いいなー”とつくづく思う。世界で争ってもらえる政治家が出てくることを祈っている。しかし、本日も暑い。
また、私の馬鹿さも暑い。努力しているのだが、もとが悪い。恥ずかしく、体も熱い。
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