シューライフ

バグダットで１００年ぶりに雪

　　　　砂漠に雪？

　中東に異例の寒波が襲来し、寒さで死者もでている模様。温暖化で暖かいといわれたり、中東に雪が降ったり、なんだか狂っている。中東はもはやぐちゃぐちゃで、素人にはわけがわからない世界になってしまっている。痛ましい自爆テロが、他のイスラム諸国に波及する有様である。この問題の根本的原因は、一体どこにあるのだろう。中東のぐちゃぐちゃが始まったのは、イスラエル建国に端を発するものではないかと考えていた。しかし、その根はもっと深いのかもしれない。以前から、この地には興味を惹かれていた。バビロニア・シュメール・ペルシャ等の高度な文明が、かつて栄えた地であるから。文明が滅んだ地は砂漠化して、二度とその地に高度な文明は甦らないという。宗教・民俗・資源等、いろいろな問題が錯綜し絡まっている、パズルのような場である。幻想は果てしがない。

赤いコシヒカリ

　　　米の不思議

　日本で「米」とは、総ての日本人にとって、ゆるぎないイメージをもつものであろう。だがしかし、実際のところ、日本の米がどこから来たかは、いまだによくわかっていない。古代の野生種の稲は赤米といわれ、もともと日本人は白米ではなく赤い米を食っていたのである。赤飯を食べるのは、その名残だともいわれる。総ての国民が米を食うようになったのは、そんなに古くはないだろう。もともと「米」とは、「外部」であり、今の日本のシステムを作った象徴なのではないだろうか。蕎麦を食うというのは、また別の日本の歴史なのかもしれない。夢想は尽きない。http://www.naozane.co.jp/okome/kodaimai.htm

神様と神話

神様

私は、特別な宗教観を持っているわけではないのだが、神様という人の中に存在するかもしれない観念、その思想的なものに興味をもつ。こういった時点で、私は神の存在を個人的な、観念主義へと貶めているのかもしれないが？

先日、DAが死んだ。どこにいったのだろう。彼はまだ、これからだった。僕の座っていた席の後ろだった。最後まで私は文句を言っていた。蓼科山の下り道、４時３６分に私は、DAと電話で話した。それが一番の印象。

先日、入院前に筑波山に行ってきた。１０００メートルに満たない山だが、１００名山だ。万葉集にも登場する山である。神々の宿る山。もちろん、多くの神々が集う のだ。

治療をはじめて、体中が痛くなってきた。先日も何か暗い感じになった。インターフェロンとは、体が、脳味噌がポーとする治療である。私は、生きていることを感謝すると同時に、いつかは死を迎えるということを確認する。ただ、ヒトも自然の一部であるということだ。

ここからは、少し明るい話。”タンポポのお酒”を読んでいる。昔読んだのだが、こんな話だった？とおもいきや、スニーカーと夏の到来。自然の中での人の躍動感。そんな生活。スニーカーをそんな風に広めてみたいと思った。

「いのちの食べかた」

ちょっと気になる映画

　久しぶりにちょっとそそられる映画じゃないか。最近、なかなか映画館まで観にいきたいと思わせるものに出会えないでいた。でもこの映画は観にいってみたい。食うことは、根源的である。生命はお互いに喰らいあってしか生きていけない。そしてその喰らいあいが、目に見えない場所に隠蔽されている現代。日本は、世界中で一番残飯をだす国らしい。食えることに、ありがたみを感じない、そんな国になってしまっている気がする。夢想は尽きない。

http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/

山の神様

　　　山という存在

　先日、谷川岳へ山登りにいった。といっても本格的なものではなく、ハイキングに近い感じである。古来、日本で山は、信仰の対象であり特別な存在である。「山に抱かれる」などというが、まさに巨大な存在の懐にいるようなかんじであった。それは、厳粛なもので、なめたりしたら手ひどい目にあうことになる。その神気や霊気を吸い、畏れをもって接することで、ひとは生かされているのだ。やまを感じ、やまのきもちを読む、その表情はさまざまである。そこでは、ひとの存在などたかがしれている。そこは、言葉ではない多くの気に満ちている。此度は、やまの神様に守られていた感じがしなくもない。夢想は尽きない。

ツタンカーメンの素顔

ミイラとは

　ツタンカーメンのミイラの素顔が初めて公開された。エジプトでは、５日から一般公開されているらしい。なんでもこの展示でエジプト政府は、観光客のさらなる誘致を狙っていると書かれている。　まがりなりにも 王であり、神に最も近い存在であったものが、見世物になるのには違和感を感じる。イスラムに関する事柄には、非情に厳しい処罰をするのに、それ以前の偉大な文明に対してはかまわないのだろうか。絶対化されたものは恐ろしいが、人々は絶対的なものを求めてしまう。

夢想は尽きない。   

カチーナ人形展

   　　　　　　　ホピ族の精霊

　玉川高島屋で、カチーナ人形展が、１１月４日まで開催されている。これらの人形は、なんとも魅力的である。多くのシュールレアリスト達や、ピカソもコレクションしたといわれるこれらの人形を、一度生で体感してみたい、ちょっと気になる存在である。ホピ族の祖先は、マヤ文明を創ったともいわれる。人形はいろいろな文化の中に現れ、呪術的なものと深く関わっている。このホピ族の人形は、日本のものとまた違った雰囲気を持つものである。しかし、違和感もなく受け容れられ、なんとなく懐かしい感じを抱かせてもくれる。なんとなく、このホピ族の精霊たちは、日本人にとっても近しい存在であったような、そんな幻想を抱いても不思議じゃない気にさせられる。

夢想は尽きない。

古いコーラン

　二億六千万の書物　　　　　　　　　　　　　　　

　金文字で書かれた、１３世紀のコーラン。そそられる。神の啓示の書。イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の、根は一緒である。それが何故、ここまで錯綜しなければならないのか。幻想は果てしがない。

白川静

白川　静　文字講話　ＩＩ

白川静の文字講話の第六話ー十話までを読んだ。昔の人の意識を文字をとうし理解するということをおこなっているのだが、とてもためになるのと同時に、自分の学のなさを痛感する。まず漢字の知識のなさを痛感するし、それ以上に国語の力というものをつけなければならないといけないのだと思う。

まず原始社会の中では”占う”ことが大切であった。常に神様との対話が文字の中から見て取れる。私も神様を探している。青い鳥のように自分の近くにいるのかもしれないが、なかなかそれが目に見えない。Ｃｈａｐｔｅｒには、神様がいる。スニーカーの神様は、スニーカーではなくそこで働く人であろう。

ここ数日考えさせられることがたくさんあったのだが、本日はハロウィン。聖人（Ｈａｌｌｏｗｓ）を祝う前夜祭（ＥＶＥ）である。死者がよみがえる日でもある。。死者とも話してみたい日である。神様と対話ができるように、今日もいい日でありますように。

第９回全世界空手道選手権大会

　　　極真空手

　新極真会の世界大会は、塚越孝行選手の優勝で幕を閉じた。極真空手は、様々な派に枝分かれして、もはや素人には訳が分からない。しかし、観ている者を熱くさせ、魂を揺さぶる何かを内包している格闘技だ。それが「空手家魂」と呼ばれるものなのかもしれない。世界化するならば、どうしてもスポーツに近づいていかなければならない。しかし日本の武道は、ほんらい道を極めるものであり、スポーツとは相容れないものを持っている世界である。ルールがその世界を規定し、凄みを失わせる原因にもなりうる。夢想は尽きない。