山という存在
先日、谷川岳へ山登りにいった。といっても本格的なものではなく、ハイキングに近い感じである。古来、日本で山は、信仰の対象であり特別な存在である。「山に抱かれる」などというが、まさに巨大な存在の懐にいるようなかんじであった。それは、厳粛なもので、なめたりしたら手ひどい目にあうことになる。その神気や霊気を吸い、畏れをもって接することで、ひとは生かされているのだ。やまを感じ、やまのきもちを読む、その表情はさまざまである。そこでは、ひとの存在などたかがしれている。そこは、言葉ではない多くの気に満ちている。此度は、やまの神様に守られていた感じがしなくもない。夢想は尽きない。
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