ABCマートの株価が冴えない。チヨダの株価も冴えない。ユニクロ(ファーストリテーリング)も、ポイントも今まで勝ち組と呼ばれていた企業(チヨダは別)の商品価格が冴えない。企業とは商品である。その商品は、市場という波の中でいつでも(本当に24時間)評価され、泳がなければならない。もちろん泳ぎ続けられなければ、沈むだけだ。沈むのは簡単だ。何もしなければいいのだ。誰も評価せずに、いつか亡くなる。 スニーカー業界、といっても私はそれほど知っているわけではないが、の人は、かなり市場に対してネガティブだ。いつでもどこでもABCマートの悪口、もしくは羨みばかりを話している。自分ができないことをやるABCに対して、なす術がない。そんな人のいる会社は、必ず業績が悪い。(私がABCマートの話をするのは、ABCへの評価、その人の態度によりその人の属する企業の状況がだいたい想像できるからだ。)そういった意味においてABCマートへの評価は私にとっての業界の基準である。 しかし、よく考えてみるとスニーカー(靴)業界はすでに熱狂を忘れてしまったのではないだろうか?かつては多くの人がスニーカーというものを、集めておりスニーカーにプレミアというものがついた。スニーカー自体に価値があり、それを所有するのが一つの価値を産んでいた。しかし、今はそのようなことがないのだ。どこの業界を見ても商品自体に価値のあるもの、プレミアのつくものはないのではない。(国債ぐらいだろう)人々は違うものを求めているのだ。わかりやすくいうと、エロ本ではなく、本物のネーチャンを求めているのだ。汗をかかなくてはならない。昔、夏木マリが“スポーツは?”聞かれ“SEX” と答えたものが必要なのだ(例はかなり個人的) ということで何かしたいと、今、伊勢丹、新宿店で8月の中旬からの企画に加えさせてもらっている。運動を通し、商品、自分を磨く。(かっこ良すぎる)実際にウォ−キングをしているが、朝の表参道の臭いはひどいものである。自分を磨く前に地球を磨く必要があるのではと思う。しかし、自分自身静かに熱狂する、朝のひとときに意味がある、と思える人が増えるように頑張ってみたい。
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