店に立っているとかつてと違う若者の購買動向、スニーカー(靴)に対する傾向がはっきりと見てとれる。あまりにも長く店にいると、スニーカー業界は、靴業界は?と思ってしまう。先日も、大手商社の人と会って話していると、専門店としてのスニーカー(靴)ショップはなくなるのではないかと話していたのを、耳を痛くして聞いていた。
何がそうさせるのか?それは、第一に、規模の問題である。企業は大きくならなくてはならない。特に上場企業では顕著である。ナイキの目標は、あと五年で売上高、1.4倍だ。アディダスだって、負けじと売上げを伸ばそうとする.ABCマートも自社の商品、ホーキンズ、VANSをこれぞとばかりに。チヨダ、アスビーだって同じだ。とにかく需要が供給に追いつかないのである。
2つ目は、靴市場、スニーカー市場がアパレルメーカーの進出により、とても競争のある市場になってきていることに見て取れる。(これは何度もこのブログの中で言っている)そうすると、どのようなことがおこるのか? 1、若者はどのブランドというよりも、コーディネイトで商品を選ぶ。(ある日、2人の女の子が、アディダスのスニーカーを見て、このナイキかわいい、と言っていた。)2、スニーカー、靴に愛着を持たない。(新しいスニーカーを買うと古いスニーカーを捨てるお客様が多くなってきている。)3。オリジナル商品のデザインのコピー商品で満足する。(値段競争、同じ様な商品が市場にならび差別化できない)
その中でチャプターは何ができるのか?模索中である。しかし、当店しか扱っていない商品を増やすことは、至急取り組まなければならない問題である。若者の傾向は、新しい売り方を私達に求めているのだ。そしてその速度はとても速い。ここまで見ていくと弊社の将来は、暗い。そう暗いのだ。しかし、弊社が暗いならば、他社はもっと暗いのでは?そんな世の中なのである。
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