白川静 文字講話 III
毎日の日課である新聞を読むこと、において特にChapterなどの経済活動をしていると、経済の記事、スニーカーや靴の記事などばかり気になるかというとそうでもなく、文芸や文化、書籍の記事にめがいく。それは、忙しくなればなるほどそういった傾向がある。先日も、三浦氏の文芸評論に白川氏の哲学についての記事が載っていた。
この文字講話の15章の”思想について”は、まさに三浦氏のいう白川氏の哲学からギリシャ哲学を解き明かす鍵になるのではおとないかということが理解できる。ものごとは、なかなか対象、比べるものがないと理解しずらい時がある。そのとき東洋の哲学、白川氏の場合は、文字から生まれた哲学、がギリシャ哲学、ひいては古代の世界哲学を理解するうえで大切であると述べている。
多くの人がそれぞれの考え方を持ち、生活、生きているのだが、そこには時代の、知識の流れが存在する。それはあえて言うとすべての学問がつながっていると言うことでもある。私は。かつて勉強することが苦手であった。そして今困っている。その中で、白川氏の著書は、私にとり憩いとなっている。
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