長谷川等伯展に、ガキといってきた。そこに展示される虎の絵。(写真)この作品の本物を見ると本の中では見ることができないことに気がつく。それは、左手から右手にかけて強い風が吹いているのである。その風に立ち向かう虎がおり、自然の中の虎を部屋の中のそれも、壁に綴じ込める。自然を家の中の一つの組み込む、それこそ,日本人の美意識。などと、ガキに説明しながら話すのだが、本当にそうであるのか?
しかし、本の中の作品と本物の作品の違いは、見に行かなければわからない。それは作品の前、白い空間の中の線の中にしか存在しない空間があるのである。まずは、寺山修司である。(私は寺山修司をそれほど好きではない。しかし、彼が言おうとしていることは、理解できる)12月18日までである。
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