大いなる遺産を書いたのは、チャールズ ディケンズであり、読んだのは高校生の時であった。内容は忘れた。同じように高校生の時に“城”に始まるカフカの小説を読んだ。現代を象徴するそれえらの小説は私の記憶の中に生きづいている。その象徴するとは、村上春樹的にいうと“ねずみ取りには出口が無くてはならない”と言ったところである。“万里の長城”もカフカの小説の中では“大いなる無駄”としてとり扱われているのである。出口の無い無駄な遺産。そこに行ってきた。もちろん私の行動も“大いなる無駄”だがその無駄の前に行くと“無駄が無駄ではなくなる”のかもしれない私の遺産。
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