戦後占領期 短編小説コレクション 1
日本人の小説は長編のものより短編のもの、中篇のものが幅をきかしているように感じる。かつては長編のものが多かったのだが。その中でこの戦後短編小説コレクションは、とても興味があり少しずつ読んでいる。
まずいろいろな短編を読んでいると自分の好みの変化に気がつく。たぶんかつての自分あらば、田村泰次郎の小説を好んだのではないだろうか?しかし、ガキができその親子の関係を自分の立場で考えると、八木の”母子鎮魂”に熱くなる自分を感じる。
一方で織田の”競馬”に人の無情さ、情けなさ、摂理を感じる。Chapterでスニーカーを売ることで多くの人と関わってきたし、今もかかわっている。すべてのものが風化する。私の心も風化する。その多くの人との関係を風化させないように、その瞬間を大切にする。今日も私は私なりに話す。大切に
コメント