すでに来た道 (東洋経済 10.06)
今週号の東洋経済は、”日本人の未来の給料”である。どのような、職種がこれからいいのか?どのように格差の問題がこれから社会に影響してくるのか?などの問題の未来の予測が述べられている。しかし、ひとつわかることは、他の国の歴史を見るとわかるのである。
貧困問題のアメリカの例。私がかつてアメリカで勉強していたとき、ポバティーライン(年収約160万以下)の人口に占める割合は、11%ほどであったと思う。いまは、19%に上がっている。ここ10年近くアメリカの経済は成長している。しかし、貧しい人が増えているのだ。フランスの例。サルコジが大統領になり、これまでの経済政策の路線を変更をしている。どのようにか?新自由主義である。小さい政府。自由競争。(フランスはかつては、自由主義に対抗できる唯一の西側の大国であった。)
すでに中国でも格差が広がっている。(まだ鄧小平の改革が始まって20年ほどしか経っていないのにである)世界は、歴史的に見るとこれまで以上に早く動いており、小さくなっている。日本人の給料も日本だけでは決められない。これこそ悲劇。チャンスととるかは、人それぞれ違う。
なるべくチャンスと思えるように教育に力を入れる。この手の週刊誌、子供の教育事情を載せると売り上げが上がるとのこと。それはデータがものがたっているとのこと。それは、どのような職種がいいのかではなく、日々勉学に励むことではないだろうか。
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