「民族魂の使命」 ルドルフ・シュタイナーを読んで」
けしていかがわしい本ではない。誠実な本である。精神科学と聞くと総てが、なんかとんでもないインチキな臭いを感じてしまうが、なかには示唆を受ける本もある。内容ははっきりいってわからない。神秘主義者でもなく、神秘体験を経験したわけでもない私には、語りえぬ世界である。でも興味は昔からあり、知りたいとは思う。直感で物事を感じ判断すると、私の中で今のところシュタイナーはありだ。鍵は北欧神話と薔薇十字になるだろう。私の中でうまくいけば、なにかが繋がる可能性があるそんな本です。
シュタイナーは、「なにかをドグマ的に受け入れるのは、神智学的ではない。ほんとうに神智学的なのは、精神科学から刺激を受け取り、それを人生のなかで吟味することだ」と言っている。それは総ての情報に対して当てはまる、深さがある言葉である。
現代は情報の洪水の中を泳がねばならない時代である。しかも情報操作されたごみだらけの海を泳ぐ。レーダーとなるものは、直感力。その無数の閃きの中に一片の真理が隠れている。溺れ死なないように今日も泳ぐ。みえないものをとらえる為に。
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