海外に来て思うことは、日本においてはセレクトショップの力が強く、日本のファッションをリードしていると認識できる。多くの若者が、セレクトショップの服を身にまとい、セレクトショップの中の商品で構成されており、同じ格好をしている様に見える。(それほど各々のセレクトショップに色があるとは思えない)しかし、海外にはそれほどセレクトショップがある訳でもなく、一人一人の服装がもっとナショナルブランドで構成されている。例えば、今きている韓国では今年はブライトカラーのランニングシューズにナイキのウエアーが人気だ。そのどちらが良いのかわからないが、確実に言えることは、日本のファッションのガラパゴス化である。
私の商売がナイキ、アディダス、プーマ、リーボックなどのナショナルブランドとの関係で成り立つのでよけいに思うのだろうが、若者の人口が減る日本には、これから日本のドメスのセレクトショップはどのように戦略を考えていくのであろうか?私は、これらの企業の伸びしろのなさを確実に予言できる。海外に来て思うのは、既に日本人は金持ちではないということである。もしくは、既に金持ちは海外に住み始めている。外人は日本に働きに来なくなっている。私の知り合いの銀行で働いている多くの人が既に、日本から、香港やシンガポールに転勤してしまった。
私はセレクトショップの、特にUAの株価を追っているのだが、この株価が落ちてきたら日本の円高が終わるのではないかと思っている。近い将来、円安に振れるとは多くの人が思っていると思うのだが。産業の空洞化は思った以上に大きくなっている。と悲観的にならざるおえない海外の状況である。(韓国も景気は良くない様に感じられる)人口が減る国は相対的に負のオーラが有るのかもしれない。汗が塩辛いうちに国を建て直せないと国は滅びる?
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