世の中の経済は、昨今政治的な要素が強くなり、自由市場から国政市場への過渡期にあるのである。世界的に共通するこの現象は何を意味するのか?それはいつまで続きのであるのか?誰にも解きほぐすことができない。それは、多くのものが絡み付いた蔦のような出来事の一つのせんであるので。
北岡氏の考えは、政治的簡単にいうと“日本の危機”であるから速く手を打てということになる。しかし、多くの人の利害関係が絡まり合い、うまく問題を解きほぐすことができない。私個人にしてもこの日本の経済を立て直すためには(少なくとも財政を立て直し、リスクを減らすには)増税をし(お金を集め)国がそのお金を使い(投資)経済の規模をあげるのが一番良いと思うのだが、税金が上がると嫌だ、と思ってしまう。私の知り合いも何人かは、海外に移住し国籍を変えている。(それ自体は悪くないと思う。私は常々宇宙人になろうと思っている)
この本を読んでいると悲しくなるやら、どうすれば良いのやら。しかし、私が感じるのは多くの日本国民がこんなことを考え得ることなく生活しているのである。多くの人は、朝の番組に影響を受け、バイアスのかかった情報を信じるのである。(もちろんすべての情報にはバイアスがかかっているのであるが)その本質がどこにあるのかなどと考えることをしないのである。先日、ある人に会い“日本を変えるなら天皇になるしかない”と言っていたのを思い起こす。世の中は天人五衰のように行かないのである。などと思いつつ、為替を見ると円高である。
日本の政治は無視されているのだろうか?こんな政治でも“円は買われる”藤巻氏は昔からそのうち円安と言っている。私もそう思う。それがどのくらいの時間でやってくるのかがなかなか難しいだけである。すべては時間との戦いだ。スニーカーだって腐る?日本の文化が世界に通用するその間に海外に行こう。9月か10月には、上海に店を出す様にしたいと思っている。
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