このごろ、朝も早くから目が覚める。年をとったせいなのだろうが、3時頃には目が覚める。がんばって4時まで寝ることができれば、とてもいい。朝早く起きたからといって何をする訳でもない。強いていうならば、海外の人と話をする。電話、メールと方法はいろいろだが。(私の場合は電話が多いのだと思う。)そして飽きると、本を読む。本を読むのを飽きると、海外の友人に電話する。それを繰り返しているのである。毎日毎日、よくも飽きずにそれを繰り返す。継続は力なり。
時々は、ただボーとするだけ。かつて、私は毎日毎日ただ、ボーとしていた。やることがなかったのではなく、ボーとすることが一つのスタイルになっていたのである。慌ただしく生きるのが、カッコ悪いような気がしていたのである。文化人たる者は、慌ただしくしてはいけないように感じていた。(私は、文化人になりたかった。)しかし、ボーとしているだけでは、文化人になれずに、ましたや、ビジネスマンなどはもっての外。泥のように働かなければ、生きていくのも不便である。日本は沈んでいる。(儲かっているのは、海外で稼ぐ企業だけである。)
なにくそと思い、面白いことを考える。しかし、たまにはボーとする。朝も早くあけるようになってきた。私は、鳥の鳴き声と地震を感じ、ポーとする。ガキの公文を解く。あら間違えた?ポーとし過ぎ。今日も明けていく。今日も暮れていく。日の流れは、とてもはやい。やることがないので“泥のように働く”そんな日の始まりに“ポー”とする。
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