今では、専門のスニーカー/靴ショップが絶滅の危機に陥り、専門店やセレクトショップなどが服と一緒に靴やスニーカーを売っている現状がある。(その中でもABCマートは別である。ABCは都市戦線で他の専門店を打ち負かし、確固たる地位を/評判を全国に拡げた。)今では、原宿にあった多くのスニーカーショプもなくなり、悲しい限りである。しかし、スニーカーの売上げはこの3年ほど横ばいである。特に、ナショナルブランドのカジュアル/もしくはライフスタイルと呼ばれるものは、衰退甚だしい。
私なりに理由を探ってみた。
多くのスニーカーブランドは、本来のスタイル、すなわちスポーツの分野に戻り、ファッションを重視しなくなり、魅力的な商品が出てこなくなった。ランニングシューズは、売れている。(昔はそのようなスポーツテイストのものが普通にファッションとして履かれていたのだが)お客様が、少し飽きた?
他の理由として、単純に若者の関心が、他のものに移る。良い靴/スニーカーを履いているより、今流行の携帯電話、タブレットを持っていた方が話題になる。私も靴は欲しくないが、iphone 3Gを新しいものに変えたいと思っている。若い女性に聞いても靴、特にスニーカーには興味をもっていない。当然興味がないものにはお金を払わない。
そして私が本当に、スニーカーが売れない 理由は、セレクトショップの戦略上にあると思っている。どういうことかというと、セレクトショップ(すでにPB商品が売り場を占めているが)は、基本的に粗利を重視する。高くて35%であろう。そうなってくるとスニーカーを作って売るのは難しい。しかし、ありもののブーツやカジュアルシューズならば比較的にその掛け率にはまる。セレクトショップは、今基本的に若者のファションの教科書である。(個人的には、多くの若者は個性がないと思う。朱は赤いのである。)そのセレクトショップが、スニーカーを自分で作ると45−50%では?そうなると、誰もファッションの中に取り入れない。
すなわち、靴(スニーカー)は、当分ファションとして売れないのである。と考えると悲しいので、新しいことをやろうと思うのだが、どう思いますか?(本当は、農業、ゴミ屋がこれからは儲かると思うのだが。あと電池屋)
今日も基本スニーカー屋である。高見さん僕に愛の手を
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