今月号のフォーリン アフェアーズには、“全体主義アートとは何か”というヒトラー、スターリン、毛沢東、サダム フセイン、などの独裁者の作りだすアートについて書かれているのであるが、“全体主義の文化メカニズムに普遍性がある”“全体主義のアートは決められたドグマに即して作られ、政府と民衆の精神的結びつきをもたらすためのトップダウン式の国家プロジェクトだった”“全体主義とは、産業化されていない前近代的な社会では不可能だったに違いない、20世紀的な企てなのだ”と、的を得ていることが書かれている。
そして、私はタルコフスキーを見、ラフマニノフを聴く。そこには閉ざされた精神が存在し、全体主義のなかで本当の芸術を探し求めた人の努力?才能?が散在している。
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