アメリカ FRBが量的緩和(QE2)を先週末にとりうる財政政策として6000億ドルを国債などの買い入れすると発表し、世界にはお金が“わんさか、わんさか”と湯水のように溢れ返るのが確実になった。この成果(政策)がどのような結末を迎えるという予想は、それぞれの経済学者により議論されているのだが、私の意見はお金が増えても先進国の経済はたいして変わらない(なかなか不況から脱することができない)と思う。理由には、銀行のバランスシートが崩れておりお金の貸し出しをしづらい。例えば日本で言ったら、みずほ銀行。たぶん増資をバーゼル3の条件に会わせるには増資が必要なのでは?そうすると、りそな?また、住宅の需要はなかなか増えないのでは(中産階級の没落)、そして企業の設備投資の減少。200兆の現金があるのに企業は使おうとしない。強いて言えば、一層のリストラをおこなおうとする。とまだまだあるがとりあえず。
しかし、一つ、このアメリカの金融政策において日本より頭を抱えている国が、中国ではないかと思われる。人民元を現状のレベルに抑えるために、中国政府は大幅な外貨の取得をおこなっている。しかし、人々は当然人民元を買おうとするだろう。そうなると、人民元高になってしまう。それは共産党支配に亀裂を起す可能性を産む。このごろの政府の安定はより一層の経済の安定が必要になっている。(アメリカの中間選挙を見てもわかるだろう)ならば、中国政府はアメリカドルを買い、進めなければならない。他の国でも同じだ。そうなるとよけいアメリカの国債は高くなり、他の国と金利差が生まれる。そうなるとドルのキャリートレードとなる。大国中国の政策は、一つの細い糸の上を静かに歩くという微妙なバランス感覚を必要とする。
同じように、日本のスポーツ業界は今、ABCマートを中心に回っている。もちろん、チヨダ、アスビーと大手のスニーカーチェーンはあるのだがABCマートにやられ放題である。また、このごろではスポーツアパレルの分野にもABC
マートは進出するのでは?(仙台のお店の様子を聴くと)と思われる。そうなるとゼビオとの戦いになるのだろう。そして、多くのスポーツメーカーの人がABCマートさんに納品をする。そして矛盾を拡げていくのである。メーカーはABCに納品をし、売上げを増やそうとする。メーカーは商品をより一層納品する。そして中国のように細い糸の上をバランスをとって歩こうとする。それを見ていると、小売りとメーカーの力の逆転を見て取れる。そしてABCマートに捨てられるメーカーから市場での売上げを減らして淘汰されていくのであろう。
ならばどのような手が?と思うだろう。私は思うのだが、バカがほざいていると思われるので言わない。何かを書くと多くの人から、この部分を消してくれと言われる。このブログ一日に200−300人の人しか読んでいない。ほとんど私の勝手な意見である。しかし、私はまじめに世の中と対峙している。ある人には役にたつはずだ。
長くなったのでまた、
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