物事を進め、相手に自己、物をPRするには、驚きが必要だ。アップルのスティーブ、ジョブスのスピーチ、また、商品の初表の仕方には戦力的なPR力があり、ブランドの価値を上げている。そして、驚きの中に付加価値(商品の遊び、デザイン、など)があるので多くの消費者に支持されるのであろう。もちろん彼にとっては、仕事は趣味であり、ゲームなのではないだろうか?(彼はディズニーの筆頭株主であり、また、アップルの時価総額は世界で3位である。また、不可能に近い膵臓のドナーを見つけ出すなどお金はこれ以上必要ない?)人々に驚きを与えることに自己陶酔をしているのであろう。
スニーカー市場にもかつては驚きがあった。こんなにデザインのスニーカー見たことないと、私達は95マックスが発売された時には、衝撃を受けた。その衝撃により、そのスニーカーが売れるのか、売れないのかさえも判断ができなかった。しかし、今日においては、そういった衝撃、驚きを与えてくれるようなスニーカーが見られなくなってきた。もしくは、私達に驚きを与える物のレベル(そういって良いものか?)が上がったのかもしれない。
多くのスニーカーがかつての復刻であり、素材替えばかりである。素材も売れるパターンは、常に同じであり、同じようなものが街にあふれることとなるのである。驚きがないのである。
今回の日銀の介入規模は、2兆円、管首相の評価(経済に疎い)の逆手を取った驚きの介入であった、また、日本市場だけでなく、EU, USへと連戦介入見事に成功(いつまで続くか未定)。ここにも驚きの要素。今、スニーカー業界には驚きが必要だ。それは、こんな感じ。高野山。山の中、山を登ると或る時、突然塔が目の前に現れるのである。ここはどこ?仏の国?人はそこに、日常と遮断する何かを見るのである。
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