夏が来るとカルピスを送る。僕を仲人してくれたドマンのおじさんに送るのである。このドマンのおじさんに仲人をしてもらったのが僕の一つの自慢。ドマンは吉祥寺にあった喫茶店。18の頃から通い、いつも“お前は馬鹿だ、馬鹿だ”とかわいがってくれたおじさん。昨年癌になり喫茶店を閉めて自宅療養しているおじさん。そんなおじさんが僕に言い続けたこと。“どんな人とも話せる人になれ”その言葉が僕を支え、商売を支える。僕が世の中に単純に繋がれる一つの糸。家の人間はよく働く。蟻のように働く。暑いなかで荷物を運ぶ。日焼けする。カルピスの季節が来ると働きありは汗をかく。体に気をつけて、今日も一日頑張ってください。感謝の言葉が世の中を繋ぐ。
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