仕事の知り合いに飯をおごってもらう、飯を一緒に食うのは私にとって珍しい。おごってもらうことが面倒なのと、スニーカー業界の人の話の面白さのなさ(馬鹿が多いのか?)にはついていけない。馬鹿なら馬鹿。天才なら天才。それぞれメリハリがなくてはいけないと私は思っている。すべてが表と裏の関係で、例えば表の白は本当に白くなければいけないし、裏が黒いならば本当に黒くなくてはならない。まさしくトリックスターとは、そういうものだ。スニーカー業界にはABCマートの三木さん以外そういう人はいないのかもしれない。(ここでは褒めている)
もちろん飯を食いながら、男だけなので(モテない、暗い、うさんくさい私)当然話は、スニーカー業界の話になってくる。その中で、私がなるほどと思った、ABCマートの弱点なるものを話してもらった。それは以下の様な流れになる。
1、ネット販売の普及
2、店の売上減(ここで大切なのは、店のスタッフの質が大きく問われなくなる。彼がいうのには、ABCの様な強引、望んでいないものを、ないサイズを頑張って売る様な売り方ができない)
3、ネットでは商品の値段が重要になってくる。(ABCはネットとリアルの店の値段を変えることができない)
4、2013年に切れるVANSの販権などのリスク
しかし、私は一方で話している人の会社も1000店ぐらいお店あるのでは?などと思った。ということは彼は、自分の会社の問題としてもとらえているのだろう。しかし、何かがかわっていくのは多くの人が感じていることではないだろうか?チャプターは小さい。そして、いくらでも小回りが利く。それをリスクとするのか、利点とするのか?は私達次第である。
本当はその人ともう少し違った話をするべきだったと思っている。しかし、“ダーウィンのジレンマ”なる本を読んでいる私は、“無の中のジレンマ”におちいっている。無を思えば思うほど、無とは何かと考えてしまう。そしてそれは、自分の周りのことへと反映されるのである。
自分とは誰か?
会社とは何か?
金儲けとは何か?
ゲームとは?
何もないところに一人で立つ。そこが宇宙の中心であり、私の中には宇宙がある。それを見つめる自分をと自分勝手なことを思うのである。
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