白川 静 の 文字講話 I
白川静の文字講話 I を読み、やはりことを極めるのは、とても難しいのであるというのをつくずく感じた。文字の成り立ちを理解し、それを理解して私たちの国語の成り立ち、他の国との関係を理解しようとする立ち位置は、多くの面で私たちに新しい認識を啓発させてくれる。これらのことを書く、理解するのは簡単であるが、実際に研究するのは至難の技である。
理由は簡単だ。まず間単にいって、以下のことがわからなければならない。1、 漢字が生まれるまでの文字がわからなければならない。これはとても骨の折れる作業である。 2、多くの古典を読み理解していなくてはならない。 3、歴史を知らなければならない。 4、多くの他の人の意見を理解し、正しい意見と正しくないと思われる意見を理解しなくてはならない。 5、その文字の時代背景、人々の生活が想像できなければならない。 など。考えればキリがないのだが。
スニーカーの仕事においてもいろいろのことを理解しなければならない。しかし、それは本を読むと言うより、現場の理解である。卓上の計算ではうまくいっても、マーケットはそのように動かなかったりする。そこには、想像力が必要である。仕事は面白いが厳しい。まさしく二面性がある。静に仕事をできるように面白いことを考える。まずは、地に足を着けるように心を落ち着けよう。それでないと、白川氏のような仕事はできない。
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