汁なしラーメンの時代?
ラーメンの専門家に言わせると、これからのラーメンは、汁なしが流行るという。なんでも50年周期で、今までにない画期的なものが生まれるというのである。ラーメンが日本に根付いて100年、その50年後に、冷やし中華とつけ麺が誕生したという。発想の大転換ということらしい。しかし個人的には、ラーメンとはスープがあってこそのものではないか。スープと麺がいかに調和するかという、シンプルでありながらも、哲学的な答えのない世界が、ラーメンを食べる醍醐味であるよう気がする。究極の理想を追い求めても辿り着けない、ラーメンとはそんな存在である。幻想は果てしがない。
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