イスラエルの変化
昨日ラーメン屋で、読売新聞をパラパラめくっていたら、興味深い記事が載っていた。イスラエルでネオナチが捕まったという見出しだった。それを見て、ドイツ人が捕まったのかと私は勘違いした。しかし記事を詳しく読んでみると、なんとイスラエル人のネオナチの若者が捕まったのであった。初めイスラエル人のネオナチ?意味がよくわからなかった。しかし今、イスラエルではネオナチに入る若者がかなりの数いるらしい。それは旧ソ連から移民してきた人達に多いと書かれていた。同じイスラエル人の中でも、人種間の差別があることを知ってはいたが、まさかイスラエル国内にネオナチがいるとは想像もしなかった。こんな皮肉な話があるとは、世界はまさしく何がおこるかわらない。ネオナチの若者は、シナゴーグを破壊したり、卍の落書きを行っているらしい。もともと歪んで出来た国家が、その体内から究極の歪み(毒)を発生させている。自国からネオナチが発生するなどという想像すら出来ない事態に、イスラエルの法律はネオナチを取り締まるものを持たないらしい。少し前までなら信じられない世界が、現出し始めている。イスラエルのネオナチの若者は、インターネットでドイツやロシアのネオナチと繋がっているらしい。もはや世界は、眼に見えないところでも密かに再編が続いているのかもしれない。幻想は果てしがない。
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