2011もあと数日で終わってしまう。時とははやいもので、知らないうちに過ぎ去るものである。今年、一番仕事をしていて悲しかったのは、三上が会社を辞めたことである。私もいつか会社を辞めるであろう。いや辞める。私は、商売があまりうまくない。想像のようにうまく進むことも無い。一人でできることも決まっている。このじきになると世の中寂しくなる。
いつものように浅草に行った。このごろは、浅草に住んだ方が良いのではないかと思うぐらい浅草に行く。仕事としていくのだが、帰りはいつも雷門を拝み浅草寺によってくる。年の瀬の準備、新年の準備をしている。また、観光客の人、地方からの人が思った以上に溢れている。そこには、寂しさというよりも華やかさが。
しかし、私の中では思ったように商売がいかなく、悲しくなってしまう。悲しい、私の中で常に心に残るのは、“方丈記”または、万葉集の柿本人麻呂と言ったあたりになるのだろう。この時期になると日本人であることに気がつく。線香の香りと浅草。(私は新年近くの熊野神社にいくのだが)少しでも前に進もうともがく私。
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