先日、突然お店に中国の人が商品を大量に買いたいと来たので、話してみた。彼、K君は日本に住み、奥さんと一緒に中国のお店の人から注文を取り、それを買って生計をたてているそうである。その中でビッツクリしたのがK君は、伊勢丹のメンズ館の2階で、すでに奥さんと一緒に今年度2600万円を買っており、目下1位とのこと。彼の伊勢丹カードは、10%オフになり、その利ざやでも儲けることが出来、今は、バラ色の生活をしているとのこと。
ブランドとしては、マスターマインド、VISVIMなどの商品が売れるとのこと。また、ギャルソンのものも売れ、話している途中も、ギャルソンの青山店の店長から、取り置きの商品があるので取りにきてくれと電話があった。まさしく、観光立国を目指す日本の一面、消費を伸ばす、を見たような気がする。
先日、アディダスのスニーカー(マスターマインドのハートランド)を伊勢丹で売ったときには、1300人の人が並んだとのこと。そのうちの7−8割が中国のお客様とのこと。日本人よりも、アジアの方に日本のファッションはうけているのであろう。
先日の伊勢丹の株価は、日本と中国の外交問題、尖閣諸島、の問題により、大きく下げた。なんと、日本への観光客が減るからだという。しかし、この問題何か裏がありそうだ。などと思うのは私だけなのか?中国との外交がこじれると、アメリカと日本の外交は親密にならざるをえないからだ。アメリカは、中国の軍事力が上がり世界の秩序が壊れる、基本は民主主義、のを恐れているのだ。また、それは沖縄県民に基地の必要性を説得するのにも大きな武器になる。
世の中には、わからないことが多くあり、もちろんわかったつもりでもそれが、思惑と違うことになる。しかし、今の日本に必要なのは、買い手であり、その役周りが中国の人に求められているのである。特に、サービスが行き届いた百貨店は、中国のお客様に愛されるのであろう。
つくづく感心させられる話しであった。
コメント