世の中の流れは絶えずして、とはよく物事の本質を表しているとは思うのだが、現代において大切なのは、その“流れの速さ”なのではないだろうか? 特に、都内での流れの速さはこの上なく速い。特にファッションとなると、1ヶ月前と今では、大違いである。
原宿には、キッドソンが出店し、H&M, フォ−エバー21と続けざまに大型インターナショナル店舗がオープンした。この2−3ヶ月は特に人の流れもすごかったが、ゴールデンウイーク以降すでにピークを過ぎてしまった感がある。新宿。渋谷の店舗も人の入りはよくないように思われる。実際に売上げもかなり落としているようである。
国内大型SPAのユニクロ、ポイントといったところにもお客様がはいっていないように見受けられる。靴(スニーカー)業界においても、都内のABCマートの店舗の人の入りはよくないのではないだろうか?(特に私がスニーカーを扱っているので思うのだが、ABCマートのSKU数がとても多くなったように思われる。お客様の幅を広げるように努力しているのであろう。しかし、それは在庫リスクを上げるであろう。)この現象は、まさしく世の中の流れの速さを物語っているのではないだろうか? 速すぎて誰も市場をコントロールできない。(読めない)
世の中が、一つの成功を長く許してくれないのである。都内とはそういった世の中の流れが,一番速く現れる場所であり、私にとっては魅力的である。しかし、世の中を見ると任天堂、ソニー、シャープなどの製品の“廃れ度”、人々の飽きの速さ。そんなわからない世の中だから飽きずに生きていけると諦めるしかないと、都市の生活を、歳とともに過ごしている。
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