スニーカーと手当て
これだけ、といっても判らないと思うが、私は184CMにして54KGしかない。かつては、80KG以上あったので、どのくらいやせたかは想像がつくと思う。これだけの体重が、1年ぐらいで減ると筋力がなくなる。そうなると、毎日いたるところが痛くなる。まずは、腰。ひざ。そして、すべての間接。そのときに、もっとも効くのは、手当てをしてもらうことである。なぜか判らないのだが、手でなすってもらうのだ。そうすると、なぜか痛みが減ってくる。
これこそ手当てである。我が家庭では、みんなが私に手当てをしてくれる。2歳のガキまで、私の足や腰を手当てする。私は、常に家族の声を聞く。その声だけは、こだまのように、心に響く。
同じように、スニーカーにも手当てが必要だ。Visvim や ユービックといったブランドのスニーカーは、常にスニーカーの手当てをしている。そこに、愛情を感じる。すなわち、生きていないものも手を加えることにより、時代に負けない、痛みが少ないスニーカーになっていくのである。などと、毎回私は手当てを受けているときに感じている。
それでもどうにもならないときは、死ぬだけだ。しかし、そこに存在する気持ちはどこに行くのだろう?また、その言葉の響きは、”パパ、そこには地平線が見えた、ごめんね、それは私の気持ち、だいじょうぶ、発音が難しい?何気なく漂う、”
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