シューライフ

バグダットで１００年ぶりに雪

　　　　砂漠に雪？

　中東に異例の寒波が襲来し、寒さで死者もでている模様。温暖化で暖かいといわれたり、中東に雪が降ったり、なんだか狂っている。中東はもはやぐちゃぐちゃで、素人にはわけがわからない世界になってしまっている。痛ましい自爆テロが、他のイスラム諸国に波及する有様である。この問題の根本的原因は、一体どこにあるのだろう。中東のぐちゃぐちゃが始まったのは、イスラエル建国に端を発するものではないかと考えていた。しかし、その根はもっと深いのかもしれない。以前から、この地には興味を惹かれていた。バビロニア・シュメール・ペルシャ等の高度な文明が、かつて栄えた地であるから。文明が滅んだ地は砂漠化して、二度とその地に高度な文明は甦らないという。宗教・民俗・資源等、いろいろな問題が錯綜し絡まっている、パズルのような場である。幻想は果てしがない。

ヒールの役割

　　　朝青龍と亀田の復活

　朝青龍の復活により、大相撲は活気を呈していると聞く。ジャンルに活力を生み出すにはヒールの存在が不可欠なのではないだろうか。特に格闘技の世界では。本質的に闘いとは、きれいとか汚いというレベルのものではない。もっと個人的なものであった。それを、勝敗というレベルにずらして、スポーツという枠組みに嵌めこんだのが現代。相撲は、もともとスポーツではないはずだ。伝統芸能に近いものであろう。神事であり、儀式である。そこで純粋に強さを競ったのではあろうが、観客に見せるものではなかった。プロスポーツとは、そこに観客にみせるという新たな要素が加わって成立する。古来、どの国の神話伝説を眺めても、善と悪が表れ、そこから物語は進展していく。観客は、そこに何らかの物語を観るのである。勝敗は一要素であって総てではない。朝青龍と亀田は、物語をもっている。だから面白いのだ。その物語をどう読むかは、それぞれ個人的な事柄であり自由であろう。日本のボクシングの人気が上がらないのは、物語を発展させる能力の欠如が原因なのではないだろうか。夢想は尽きない。

原宿店の最後

さようならチャプター原宿店

　昨日でセール期間も終了し、旧原宿店の業務が総て終了しました。感無量であり、時代の終焉と寂しさを感じます。あとは、あの場所に関わった総ての人々に、思い出として残るだけです。チャプターが、飛躍のきっかけを掴んだ場であり、根を張ることが出来たのも、その「場」と｢空間」による部分も大きかったのではないでしょうか。思いでは尽きない。あっという間に時間は流れた。いろいろな光景が目に浮かび、それは体に刻まれている。あの場に関わった総ての人達に、感謝を捧げるとともに乾杯。とりあえず生きのびた感慨とともに。世話になりました。

　新原宿店は、好評営業中です。

ＵＢＩＱ新作明日入荷

ＣＡＲＰＨＩＬＬ登場

　ＵＢＩＱのマウンテンブーツ”カーフィル”が、明日の夕方ぐらいに入荷予定になっています。三色展開で、個人的に表革の茶色が一番好きです。歳を食うと、こういったアウトドアテイストのモデルは、おちついていて履きやすい。あとこのカーフィルは、クッショニングも凄くいいので、街履きにも最適だと思います。私は、膝の調子があまりよくないので、硬いソールのものは正直しんどいです。とくに、一日中お店に立っている場合は、なおさらです。膝が痛くなると、いらいらして接客に影響が及んでしまいます。だから私は履き心地のいい靴を求めます。私の靴選びの絶対条件であり理想です。さてカーフィルはどうだろう。明日チャプター全店で発売します。

鳥インフルエンザ突然変異か

ウイルス進化で日本国内６４万人死亡

　中国で遂に、人から人への感染例が、鳥インフルエンザで報告された。これでもしウイルスが、人から人へ感染しやすいように変異した場合、日本で６４万人が死亡するであろうとシュミレーションされている。いよいよウイルスも活発に動き始めて、この文明が最終段階に入っていく時期なのかもしれない。文明の始まりと終わりに、ウイルスの活動が活発になることは、歴史が物語っている。そして人の心も荒んで、荒廃していく一方である。人は、禁忌を侵し平気で人を殺していく。もはや、この文明が行き詰っているのは、火を見るより明らかなのに未来は見えない。しかしそれは、悲観的な意味だけではない。そこからヒトの進化が起こる可能性があるからである。進化とは、そこに適応できないものの破滅を伴うのではあるが。夢想は尽きない。

韓国

　　　韓国の魅力

　３日間、韓国に行ってきた。２０年ぐらい前に、初めて韓国を訪れて以来、何回か足を運んでいるが、ソウルはずいぶん変わった。街も人も、食も文化も。だけど、根っこの部分は変わらない。この国には、何か惹きつけられる魅力があるのである。一番近くにあり、似ているようで、まったく違う。そんな面白さがある。韓国料理が、私はとても好きだ。この独特な食文化は、大変興味深い。唐辛子が韓国に入ったのは、そんなに古くないはずである。そこから、何故今のような、独特な唐辛子料理が全土に普及し定着したのか。唐辛子を大量に使う食文化と、あまり使わない食文化を分けたものとは何だったのであろうか。夢想は尽きない。　　　

納豆業界が奇手

　　　石油値上がりで納豆もピンチ

　最近、納豆をあまり食っていない。若く金がない時分は、ほとんど毎日のように食べていたものだが。納豆ほど万能に使える食品は珍しい。そのまま食っても旨いし、御飯のおかずにも酒の肴にもなる。私の好みは、ツナ缶と納豆と葱を混ぜ合わせたものや、カレーに入れて煮込んでもいい、余ってかちかちになってしまった納豆は煮込むと美味い。最近では、すきやに行くと、納豆とキムチを単品で注文し、それを一緒に混ぜたものは肴に最適であり好きだ。日本独特なこの奇妙な食い物は、いつまでもなくならないでいてほしいものである。

いまこのスニーカーが欲しい

ＡＩＲ ＺＯＯＭ ＦＬＩＧＨＴ 95 & 96 ＳＵＰＲＥＭＥ ＱＫ

　最近、個人的に、このスニーカーはぜひ履いてみたいと、そそられるものがなかった。でもこれは欲しい。ズームフライトは、復刻が決まってから、久々に履きたいとは思っていた。オリジナルカラーも懐かしくて良いが、面白みに欠けるきらいがある。私はブラックのスニーカーが好きなためか、これにはやられた。９５、９６どちらもかっこいい。たしか１０何年ぶりかの復刻になるのであろう。当時スニーカーブーム華やかなりし頃の風景も自然と甦る。海外サイトでたまたま見つけた、私の中で今一番熱いスニーカーである。

http://www.kix-files.com/2008/01/nike-air-zoom-flight-95-96-supreme-qk/#more-7524

赤いコシヒカリ

　　　米の不思議

　日本で「米」とは、総ての日本人にとって、ゆるぎないイメージをもつものであろう。だがしかし、実際のところ、日本の米がどこから来たかは、いまだによくわかっていない。古代の野生種の稲は赤米といわれ、もともと日本人は白米ではなく赤い米を食っていたのである。赤飯を食べるのは、その名残だともいわれる。総ての国民が米を食うようになったのは、そんなに古くはないだろう。もともと「米」とは、「外部」であり、今の日本のシステムを作った象徴なのではないだろうか。蕎麦を食うというのは、また別の日本の歴史なのかもしれない。夢想は尽きない。http://www.naozane.co.jp/okome/kodaimai.htm

ローダウン

　　　正月気分

　この仕事をしていると、毎年正月気分に浸っている暇などない。チャプターでは、毎年欠かさず１・１日も営業してきた。なので新年になったところで、何の変化もない。かえって煩わしい。この一週間、お店は最も忙しい繁盛期で、気合で乗り切るのが毎年のこと。人間の体調とは不思議なもので、思うに任せないところがある。良い感じで二日を乗り切ったはいいが、油断した為か風邪をひいてしまい、気分は一気にローダウン。体中から生気が抜けたようになってしまった。総ては気の乱れで片付くことではないが、とりあえず腹一杯食って寝る、そして気を整える。それだけである。薬は嫌いだから飲まない。唯一信じている薬は、正露丸だけである。お客さんが多すぎて人当たりしたのが、今回の気の乱れの原因だと勝手に思っている。微妙な体調や気分しだいで、売れたり売れなかったりするのが、靴売りの難しさである。夢想は尽きない。