1980年代中期のニューバランスP600Rの登場です。どうしてもニューバランスのイメージが、ローカットのランニングシューズに定着してしまっているが、結構おもしろい靴が掘り出すとでてくる。私はこの30数年間、ニューバランスと運命的な出会いを経験した事がない。なかには素晴らしい靴も沢山有るのであろうが、どうもぐっと心を鷲掴みにされる様な、「これ即買い」という情熱が湧いてこない。ニューバランスは真面目な靴が多い。どっかはみ出し者や、はずれ者が少ないので関心が薄いのかもしれない。靴との出会いも運命、人は靴を選びまた靴も人を選ぶ。その意味で、残念ながらニューバランスのスニーカーと恋に落ちた事が無いのである。
しかしいまだに、メイドインUSAやメイドインUKの商品を発売するこだわりが、頑固な職人ぽくって好ましい。ニューバランスの核は、人生を真面目に生きている人が履いて似合う靴なんじゃないか。なんかそんな気がする。残りの人生の中でせめて一足ぐらいは、気に入った奴に出会えば、少しは人生を真面目に生きれた気がする。
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