UBIQの魂
物は何故、崩壊しないでその形(全体)を保ち続けるのか、分子レベルまでばらばらにならず、物として在り続ける力はなにか。その形を保ち続けるには、それを統合する上位レベルの意志(力)が働いているのではないだろうか。そもそも生命(魂)とはなにか。全体を統合するシステムそのものではないのか。全ての存在に、生命(システム)は働き、そして、それは宿っているともいえる。
今日、UBIQの展示会で、これから出る新しい商品を見てきた。そこからは靴に対する愛(思い入れ)の深さが感じられ、眺め、触ってみてあったかいエネルギーを受け取る事ができた。心意気とでもいおうか。運命とは不思議なものだ。デザイナーの小坂氏は、まさか自分が将来靴を作るなどと、数年前までは全く考えてもいなかったはずだ。まったくの暗闇のなかから光を求めて進み続けている孤独な戦い。彼は頑固で妥協しない。それが良いのか悪いのかは分からないが、彼の信念がブランドを支え、生み出した靴に光を与えている。それが評価され始めたのは喜ばしい。たぶんこれからも、彼の靴作りの姿勢は変わらない。職人の妥協の無さが私は好きだ。
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