スニーカーのシンボルマーク②
前回尻切れトンボで終わったので、がんばってもう少し書いてみる。まずウェブ検索で「世界の国旗」を見てもらいたい。不思議な事に、ほとんどの国が三本線、星(イスラエルはダビデの星)、月、太陽、十字架のどれかが大体描かれている。これはユダヤ教、イスラム教、キリスト教の三大宗教が世界を覆っている為だと理解できる。ユダヤ教=星、イスラム教=月と星、キリスト教=十字架(クロス)元々の根は一緒なので重なる部分もある。
そうすると前回書いたスニーカーのシンボルと見事に一致しないか。コンバース=星、ナイキ=月(まだ、はっきり断定できない)、アディダス=三本線、ようするに、スニーカーの世界も権力と結びついているのが、シンボルからもみてとれる。過去ナイキのAIR BAKINというモデルが、イスラム教を冒瀆するとかで発売中止になった記憶がある。
そこでスニーカーの革命を、インディペンデェンスなブランドが志向すれば、そのシンボルは根源的な無意識の闇の底から引き上げねばならない。根源的な部分にこそ、何か意味があるのかもしれないし、世界を変える力があるのかもしれない。歴史は権力者の都合のいい様に常に変化する。その裏のまつろわぬ民の視線を、少しは持って生きていたい。今この世界は貨幣によって支配されている。貨幣は自己増殖のみを目的に、悪性のがん細胞のように世界を侵食している。元々貨幣の起源は貝で、生殖器のシンボルとして呪符として存在した。だから銭貨には穴が開いている。
それが今では人を支配し奴隷として扱う。貨幣を常に生み続けるには、戦争等による大規模な蕩尽が常に必要だ。貨幣は貨幣を集め、さらに巨大に膨れ上がり万人にいきわたることなどない。この支配から逃れることはできないが、個人的に戦う覚悟は持っている。
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