このごろウルトラマンを使ったCMを街でみることがあった。ウルトラマンの家族が大きな車に乗れる、という意味の広告であろう。今の若者にはあまりなじみがないのではないかと思うのだが、私にとってウルトラマンは私の小さいときのいい思い出である、と同時に悲しい思い出である。私が幼稚園に通っていたときには、ソフビのウルトラマンが手にはいらなかった。それほど、ウルトラマンは人気があった。
私には、弟がいた。今年、37回忌をしたので、それほど昔の話。弟は、生まれて3ヶ月ほどしてから、清瀬の小児病棟にいた。私は、小児病棟に入ることができず、いつも家でお昼寝である。一人で部屋にいる。天井を見ている。天井の柄が今でも目の中に浮かんでくる。一日の流れが決まっていた。(今でも同じなのではあるが)そんな私にウルトラマンのソフビを買ってきてくれた。最後の一体であり、首と胴体がうまくはまっていなかった。それが、私のウルトラマンの思い出。
私の家族の思い出の一つ。ウルトラマンの家族は、多くていいなーー。その後、妹が生まれた。それはそれでいいこと。
スニーカーの商売をして、このごろナショナルメーカーのスニーカーが売れなくなっている。人々はその時代時代に何かに熱狂する。チューリップの球根バブルに始まり、常に人々は何かを求めているのだ。経済物理学なる物がはやり、いろいろな人々の感情、行動のバブルについて述べられている。果たして、スニーカーのバブルはまた来るのか?それともーーーなどと思いつつ、幼いときの思い出を懐かしむ、ウルトラマン。ホンダとは関係ないが、売れるといいなー。もちろん車が。
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