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「3ー4×10月」 北野武
1990年作品。ひっぱられた。映像は飽きさせない。でも、衝迫が湧きあがってこない。日常と非日常の世界を往還する流れ。静かに淡々と流れる時間。不思議な魅力はある。でも、何かもの足りない。傑作に成り損ねた佳品。
ラストの、ガソリンを積んだタンクローリーが突っ込むシーンは、現在の自爆テロ多発を予言しているような感じがふっとした。非常理。現実と妄想。世界は紙一重で繋がっている。夢想は尽きない。
チャプターワールド
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