SION野音LIVE
何年ぶりだろう。シオンのライブに出かけたのは。日比谷野音では年に一度、毎年行われている。昨日は天気もよく、風がとても心地よい。野外ならではの気持ちよさだ。客層も変わった。みんな歳を喰ったから。けっこうばらばら、子供連れの人もちらほら。だんだん陽が落ち暗くなるにつれて、会場は盛り上がっていった。シオンも心なしか円くなった。客を楽しませようとする気持ちがうまく噛みあって、ほんのりとした気分になれた。狂気は、一二度ちらつかせただけ。刺すような言葉。抉るような、危険球は投げてこない。シオンの調子は凄くよさそうだった。真面目に唄い、楽しませる、大人(プロに徹した)のシオン。そんなイメージ(うまく表現できないが)。ちょっと驚いた。その日の風のようにふんわりと、あっという間に過ぎていった。心地よい満足とちょっとしたもの足りなさが同居した帰り道であった。夢想は尽きない。
コメント