ちらっと記憶の片隅にあるような気もする。でも詳しくは知らない。たまたま掬いあげた情報にひっかかった。調べたら只者ではないようだ。70年代に4枚のアルバムを残し忽然と姿を消した。その世界は、乱歩、夢野久作、小栗虫太郎等にインスパイアされているという変わり者である。それが今年30年ぶりに、新しいアルバム「タクラマカン」と共に復活したというのである。聴いてみたくなる。時代なのか。文明が行き詰ってきているからなのか。閉塞感。それとは裏腹に、今まで陽の目を見なかったものに光が当たりだしている。松田優作は彼女のファンで、その曲をカバーしているというのも面白い。埋もれていても、いいものはいつか甦るのだろう。夢想は尽きない。
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