「1974 ジョーカー」 デイヴィッド・ピース
正直言ってよくわからなかった。かといってつまらなかったわけでもない。断片的に面白い。雰囲気というか空気。イギリスから吹く闇。しかし闇は至る所にあり、真の闇は人の心の裡にあるのだ。その闇に向かっていかなければ、たんなる表面的なファッションのようなものに過ぎない。これは4部作の第一部で、デビュー作。イギリスから日本に流れ着き、新小岩のアパートでこれを書いたという変り者。雰囲気はあるが、まだ感じるものがない。余韻が欲しい。夢想は尽きない。
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