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「〈神〉の証明」落合仁司
なかなか刺激的な面白い本であった。〈なぜ宗教は成り立つか〉というテーマに、数学の集合論を使い挑んでいくのは、スリリングである。ああ、なるほどと、思わせられる。総てが納得できるわけではないが、こういう接近の仕方もあるのだと感心する。この世界の他者が無限であるとするならば、神の集合論は、この世界の他者の多一性と自己超越性を帰結する。神は一つであり多であるということは、一神教と多神教が存在する理なのであろうか。まだまだ、考えが繋がらない。夢想は尽きない。
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