週間プロレスに連載されている「鈴木みのるの独り言」というコラムは面白い。プロレスに戻ってきてからの、鈴木みのる選手の弾けかたは半端じゃない。これぞレスラー。プロレスの凄みを表現できる数少ない一人である。彼の表現力、観る者を惹きこむ力、わくわくする楽しみであろうか。彼の再登場によって、私自身のプロレスへの興味が戻ってきた。彼とは同世代、感覚的に同時代を生きぬいた者への思い。凄いと思うと共に力づけられる。存在感とたたずまい。間違いなく、今いるレスラーの中でナンバー1である。20年以上前、前座時代の彼の試合を生で何度か観ている。そのころの私は、やたらと会場に足を運びプロレスをみつめていた。私の内部には、30年近く観続けてきたプロレスが血肉となって貼りついている。そこから得たものは、はかりしれない。プロレスによって生かされたともいえる。プロレスは奥深い。最近、会場に足を運ばなくなって久しいが、またいつか会場でプロレスをみつめる、そんな贅沢な時間を持ちたいものだ。夢想は尽きない。
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