気球で太平洋横断
あまりぴんとこなかったニュースなのだが、考えてみると凄いことなのかもしれない。気球という総て制御できるとはいえない、どこか風まかせのような乗り物に身をゆだねること。想像を絶する世界であることにちがいない。
神田道夫氏はいう「気球という何の力も持たない、ただ浮かんでいるだけの機体に生身の体を預けて、すべてを自然の意志に委ねる。まさに大いなる天意の中にある、と思う瞬間です」と。
生身を超えた世界で勝負するということは、ヒトが神になるに等しい挑戦である。彼はこの世界を超越してしまったのではないだろうか。無事を祈ろう。夢想は尽きない。
コメント