津軽三味線の初代高橋竹山には、以前から興味を惹かれていて、真剣に音を聞いてみたいと思いつつ、ここ何年かまともに音楽を楽しむ習慣が抜け落ちている。高橋竹山の名を継いだ二代が、志水哲也という登山家・写真家・山岳ガイドの、滝の写真にインスパイアされてのコンサートだそうである。滝という聖なる場所(空間)と、至高を目指した三味線の音、いったいどんな空間が出現するのであろうか。私は、この志水哲也という人に関しては全く知らなかった。でも、ウェブ上でちらっと見た感じだけだが、黒部に住み、屋久島や黒部にこだわった写真は、迫力がありそうである。三味線・津軽・滝・山、これらのエネルギーが渾然となった音とはどんな感じであろうか。裏側に隠された、日本古来のエネルギーなのかもしれない。夢想は尽きない。
http://tikuyu-shamisen.com/tikuzan.htm
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