セーム・シュルト三連覇達成
今年もまた、終わってみればシュルトの勝利で幕を閉じた大会であった。シュルトは強い。唯一惜しかったのが、フェイトーザのブラジリアンキックが決まったときに、止めを刺せなかったことである。あの場面でフェイトーザは、相手が倒れると思い様子をみてしまった。あそこで躊躇なく、次の攻撃にいっていれば、あるいは勝てたのかもしれない。そこまでの非情さと、殺気がなかった。
K-1も最近、役者がパターン化されて、新鮮味に欠ける印象である。新たな魅力ある選手が活躍してこないと、このままではじりじり人気が下降していくのではないか。柔能く剛を制すではないが、でかい奴ばかり勝ち続けるのを見るのは、日本人にとって、すかっとするものではない。美学がみえない。
コメント