12・2日本武道館に出陣
腎臓癌により右腎臓を摘出した小橋選手が、一年半ぶりにプロレスのリングに復帰する。彼のプロレスに懸ける意気は、尋常なものではない。まさしくプロレスをやる為に生まれ、そして死すというような感じにうつる。彼の試合には、それだけの気魄と気概が常に漂っている、だから強いのである。どんなレスラーとやっても、真っ向から受けて真っ向から叩き潰す。あまりに正直すぎて、時にはえぐいと感じるときもある。私は、特に小橋選手のファンであるわけではないのだが、彼の復活は嬉しく思う。何故なら彼は本物であるから。世の中に本物が無くなりつつあるなかで、彼の存在は貴重なものである。彼もまた異人、異能の人(道々の輩)なのである。夢想は尽きない。
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