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「夜を賭けて」 梁 石日
梁石日は、好きな作家の一人である。この作品も面白い。面白いとともに力強い。人間の生命力みなぎる物語である。この人の凄みは、絶望や恨み辛みを超えたところにある、存在の悲しみが漂っていることであると思う。そしてどこか懐かしい感じがする。それはヒトの根源に在るもの。在日コリアンであり、波乱万丈の生き様をもつこの作家の、魂であり人生である。骨っぽい。お薦めです。
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