オーストラリアに5万年以上も前から暮らすアボリジニの人々。その歴史は凄惨である。しかしその文化は、何か興味深く、懐かしさを誘うような気がする。彼らは狩猟採集民であり、農業は行わない。そして文字を持たない民族である。その代わりに彼らは絵を描く。狩猟の道具として、ブーメラン等を使用することでも有名である。日本の縄文人も狩猟採集民族(植物を栽培していた形跡がある)であり、文字は発見されていない。そして素晴らしい土器を残した。そういった、何か同じような匂いがする。彼らの文化もまた、遅かれ早かれ歴史に埋没していってしまうのだろうか。夢想は尽きない。
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