「挑み続けるものだけが、頂に立つ・靴職人・山口千尋」
先日放映されたNHKの番組を見ていて、その存在感に圧倒され、くいいるように画面上の存在を見つめた。それは一人の、革靴職人の人生に迫ったものだ。その眼の光と、存在じたいから醸し出されるエネルギー(オーラのようなもの)が、私に強烈なインパクトを残した。それは、職人(プロ)としての凄みが、その人の魅力と重なり、何ともいえない輝きを放っていたからである。ああ、こういう人もまだいるんだな、まだまだ捨てたもんじゃないなと関心してしまった。真摯に生きる、それを貫いてきたものだけが纏う、美しさなのであろう。革靴職人の歴史は千年あるらしい、スニーカーの歴史はいつまで続くのだろう。夢想は尽きない。
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