普段は安い古本しか買わない私であるが、時たまその誘惑にどうしても逆らえない本に出会う。今日も事務所の近くの本屋にふらっと入ったら、まるで吸い寄せられるようにこの本を見つけた。前から気になってはいた。しかし今日はがっちりと心を捕まれ、もはや抵抗するのは不可能であった。もうこの本が私に向かって、買えといっているのが聞こえる。本当にきりがない。しかしそんな出会いを求めて、性懲りも無く足は本屋に向かう。毎日、仕事が終わって家に帰る途中の古本屋に足をとめる。そこは深夜1時までやっている。そして、外のワゴンに並ぶ100円コーナーの本を眺めているとほっとする。もはや病気である。絶対に読みきれない。なのに買ってしまう。でもそれで癒されているのかもしれない。
この本は昨日のハナビラタケに繋がる。本が本を呼び果てしがない。今日も本の声が聞こえる。幻聴は果てしがない。
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