UBIQ と ジャコメッティー
見ることを極めていくと、ジャコメッティーのようになるのだろう。彼の絵画や、彫刻はニューヨークの近代美術館に展示されている。(もちろん他の美術館にも展示されている)彼は、好んで日本人である矢内原氏を描いた。彼の彫刻(芸術作品)は、線のように細い。それは、人間の視覚を突き詰めていくとそのようになるのだそうだ。本を読み、言われて試してみるとそうなのかなーと思ったりする。そんな、彼のイメージを本日UBIQの展示会に行き感じた。
小坂氏の作る、スニーカーが線のように細いという意味ではなく、何か見るということを、重要視した何か神経質とでもいえるスニーカーの姿がある。(ほめているつもり) スニーカーに限らず、物を作るということは、アイデアを創造するということは、多くの困難を伴う。そこには、一点に集中するということが必要である。その一点に集中できているか、できていないのかで、物の価値が違ってくる。そこにみえる物の価値観が、見えないものの付加価値に変わっていく。
しかし、もし小坂氏が、ジャコメッティーのように、靴について製作していくと、どのようなスニーカーができるのだろうか。私は、見るということをスニーカーに当てはめて製作すれと地平線まで延びるスニーカーができるのでは?と思う。そして、最終的にはそれは点になる。やはり、芸術的な、芸術と呼ばれる分野でのスニーカーは、履くことが出来ないのではないのかと思う。
そうしたら、ChapterにおいてUBIQを売ることは出来ない。などと考えると創作するとは?という基本的な問いかけに、立ち返る。
今回のChapterworld ArticleはUbiq の展示会についてである。
UBIQの展示会のタイミングに褒めちぎるとはホンミョウくんも人の子ですね。自分に他のブランドは勘違いの神様と一緒に滅茶苦茶にコケ下ろすのに。
投稿情報: nnn | 2007年8 月 1日 (水) 20:29
コメントありがとうございます
反論させていただきます
もし、ジャコメッティーを知っているのなら、彼の彫刻が最後には小さくなり、存在しなくなるという矛盾を彼は、抱えることとなる。すなわち、UBIQも存在しなくなる可能性があるよ。とここのところが、私の意見なのですが。ミスズから書籍がでています。ぜひ読んでみてはどうですか?
コメントありがとうございます
投稿情報: Chapter | 2007年8 月 2日 (木) 15:06