最近、部屋でやくざ映画をたまに観る。理由は、字幕を読むのが面倒なので、そうすると日本映画を観るしかない。そして自分の嗜好にあいそうなのが、やくざ映画ということになる。探せばいろいろ興味深い作品が埋もれていそうだ。今回観た作品は、残念ながら当たりでもはずれでもなかった。しかし二時間退屈せずに観られたのは、エヴァン・ルーリーの音楽の素晴らしさだ。日本の闇に、ニューヨークのリズム(ジャズ、タンゴ等も含めたごった煮)が良く似合うのだ。音が心地よく、映像を引っ張る。
何故、人はやくざ映画を観るのか。簡単に非日常の闇の空間に浸れるから。それは、祝祭だ。現実の世界で、祝祭空間を味わい、体感する機会がほとんどなくなってしまった。派手な祭りもなく、ギャンブルも、セックスも国家の管理が強まり、過剰なものを蕩尽する空間が少ない。そして、溜まった負のエネルギーが、現実の殺人事件等に現象する。だから人はやくざ映画を観て、ささやかながら非日常を漂い、過剰なエネルギーを発散する。やくざ映画は日本の文化である。妄想は尽きない。
Well done!
[url=http://oxnqdand.com/hwtt/tzqp.html]My homepage[/url] | [url=http://gwovguvr.com/dnoi/tsrh.html]Cool site[/url]
投稿情報: Jane | 2007年7 月21日 (土) 12:22