大相撲夏場所を観て
何気なくテレビのダイジェストで相撲を楽しんだ。この夏場所は面白かったので、ほとんど毎日夜中のダイジェストを観てしまった。各力士に勝負に対する執念が感じられ、いい相撲が多かった。最近は外国人力士ばかりの活躍が目立っていたが、今場所は日本人の力士もいい味を出していたように思う。特に千代大海が良かった。朝青龍を豪快に押し出した一番は印象的である。後、白鵬は強かった。これで大相撲はモンゴル人の二大天下になる。どの世界でも、あまりにも強すぎると悪玉(ヒール)にみえる。朝青龍がその役回りを担い、今場所も朝青龍が敗れた取組は盛り上がった。これからは、朝青龍が悪玉で白鵬が善玉という構図で展開していきそうだ。そこにどれだけ強くて味のある脇役が登場するかで、大相撲の盛り上がりは決まりそうだ。朝青龍は悪役が似合う。これからは徹底的に悪役のキャラクターでいくべきだ。強くて(悪くて)存在感のある悪役がいるジャンルは観ていて面白い。これからは悪の時代だ。注目して面白いのはプロレス界で、鈴木みのる、真壁刀義、ボクシングで亀田兄弟、小説家で花村萬月と梁石日、漫画でベルセルクをあげておく。機会があれば何か書いてみたい。夢想は尽きない。
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