LEGEND HI
NIKE1981年製デッドストック(韓国製)レジェンドの登場です。名作である。しかし知名度はそれほど高くない。他のビッグネームのバッシュはスポットライトが当たり、遺伝子を今に伝えているがレジェンドは失敗に終わりそうだ。その美しさの源は形もさることながら、スオッシュマークの絶妙な角度と曲線の美しさだ。スオッシュが無い姿を想像するとかなり寂しく感じる。スオッシュそのものの存在感が靴に張り付いて、心臓の鼓動を鳴らすそんな感覚。見れば見るほど不思議なマークだ。全体を見ていてもマークに視線が吸い寄せられる。
その一つの答えとして(あくもでも想像である)、ナイキという社名はギリシャ神話のニケという女神から取り、その女神の翼がスオッシュマークにイメージされたと書かれている。それが事実であるならば、羽のもつ柔らかなイメージとスオッシュの曲線が私の中で繋がる。ナイキの靴の重要な部分が、女神の一部分であると考えると楽しい。私は前回の「スニーカーのシンボルマーク」で直感的にまず思った事は、スオッシュはお守りではないかということ。しかしそれが何であるか分からなかった。女神の羽であるならそこにも繋がる。そしてナイキの靴の全体を統一しているものが、女性性にあると勝手に想像する。ナイキファンは多分男性の方が圧倒的に多い。その理由も無意識の部分を揺さぶるから。まだまだ夢想はつきないが、続きは次回にて。
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